江東区住吉駅にある美容室Sugar(シュガー)

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シャンプーは、髪と頭皮に良いものではありません

最近はsnsの普及で、「湯シャン」という、

シャンプーをしないでお湯で頭皮をすすいで流すだけ、というやり方が、
YouTubeでも取り上げられているのをよく目にします。

 

このブログを書いているのは、現在2023年ですが、情報の普及により、
シャンプーという物が必ず頭皮と髪に「良い」とされているのが
疑問視されている意見も出てきた中で、

 

著書「シャンプーをやめると髪が増える」

という書籍が2013年に発売されております。

 

今回のブログでは、此方の本の内容を簡単にまとめ、

Sugarのサトウの主観での意見、感想を

記述させて頂きます。

 

私は研究者ほどの知識があるわけではありませんが、
此方の書籍の中には納得できるような情報がありましたので、

シャンプーに疑問を持たれてる方、

オーガニックな美しさを求める方、

薄毛に悩んでる方には、

情報をお届けし、参考にして頂ければと思います。

 

 

 

シャンプーで髪が弱る理由 

その1

皮脂腺を発達させて栄養が髪に回らない

 

シャンプーをすると、頭皮と髪を潤し、バリア機能を果たす「皮脂」が全て洗い流されてしまいます。

そうすると、「皮脂腺」という皮脂を出す器官が発達し、皮脂を出そうとします。

 

そして、皮脂腺が発達する事で、頭皮に行き渡る栄養が皮脂腺の方に向かい、
髪の毛に向かう栄養が少なくなってしまいます。

 

シャンプーをしなければ、間に合っている筈の皮脂が常にあるのに、
毎日シャンプーする事で常に頭皮が乾いた状態になってしまいます。

 

で、体が反応し、補おうとする為に皮脂腺が発達し、
逆に脂っぽくなってしまったり、皮脂が出ない場合は
乾燥してしまうという事です。

 

逆にシャンプーの回数を減らし、頭皮に皮脂が残っていれば、
皮脂を出す必要がない、と体が判断し、
頭皮の栄養が皮脂腺に回らず、髪の毛へと向かうという事です。

 

まとめ)頭皮を潤す為の皮脂は湯シャンで残しましょう。
 

洗い落とすと皮脂腺が発達して、髪に向かう栄養が、
皮脂腺に取られてしまう事で、髪が弱ってしまいます。

 

 

シャンプーで髪が弱る理由その2

「頭皮」が薄くなることで毛根が深い根をはれなくなり、弱る
 

私は美容室で長年仕事をし、多くのお客様の頭皮に触れ
シャンプーをしてきましたが

頭皮に厚みがあるお客様の方が髪が多く、
頭皮が薄い方の方が髪が細く柔らかい方が多いというのを
経験上、感じることが多いです。

勿論、持って生まれたDNA、遺伝もあると思うのですが、
シャンプーにも頭皮が薄くなる原因は有ります。

人間の頭皮にはバリア機能があり、それを作っているのは

•アミノ酸を主成分とした水溶性の天然保湿因子を含む
死んだ角質細胞

•上記の細胞同士を接着させているセラミドが成分の
脂溶性の細胞間脂質


要は「死んだ角質細胞」が「レンガ」で、
そのレンガ同士をくっつける成分があり、
それらが頭皮の潤いを保ち、細菌などから守ってくれる
「壁」の役割をします。


ところが、シャンプーの界面活性剤はこのバリア機能の
壁を壊します。

すると頭皮の表面が干からびてしまうのですが
失われたアミノ酸などのバリアの壁は
健康な皮膚でしたら3〜4日で再生するのですが、
多くの方は次の日もシャンプーしてしまうので
潤うひまがなく、どんどん乾燥していき、
砂漠のような状態になります。

内側からの新陳代謝も追いつかなくなり
どんどん頭皮が薄くなっていくということです。

で、それでなぜ髪の毛が薄くなっていくのかと言いますと
毛根は毛穴から下4〜6ミリの深さにあります。

シャンプーでどんどん頭皮が薄くなることで
畑の土の役割をする厚みがなくなってくるということです。

頭皮の下は頭蓋骨ですから、毛根が根を伸ばそうとしても
頭蓋骨がつかえて、それ以上根が張れない状態になります。

毛根が十分に深い根を張れなければ、
そこから伸びる毛髪は
細く、柔らかく、短い、産毛のような状態になってしまいます。

植物と同じですね。


まとめ)

シャンプーは頭皮を砂漠化させ、厚みが薄くなる事で
髪が弱る


 

シャンプーで髪が弱る理由、その3

防腐剤で常在菌が減る

 

シャンプーにはすぐに腐らない様にする為の

「防腐剤」が入っています。

この防腐剤は、シャンプーの持ちを良くする為、すぐに腐らない様にする為には

必要なものなのですが、

防腐剤などに使われるパラベンなどは、

非常に強い殺菌力があります。

確かに腐る原理は、雑菌の繁殖で腐ってしまうので、
それがある事でシャンプーが腐らずに済んでいるのですが、

 

頭皮を守ってくれる「常在菌」も

殺してしまいます。

 

常在菌は頭皮に多く棲み、頭皮の皮脂や

汗を食べてくれることで、

酸性の物質を代謝してくれます。

 

そのおかげで頭皮は弱酸性に保たれ、

雑菌やカビなどに侵食される事なく、

健康な頭皮を維持できるのですが、

 

頭皮の護衛部隊である「常在菌」が、

シャンプーの防腐剤により死んでしまうと、

シャンプーの洗剤で乾燥した上に

雑菌をやっつける菌もいなくなってしまうので、脂漏生皮膚炎やニキビの原因にも

なってしまっても、おかしくはないと思います。


何か頭皮に問題を抱えている方、

•乾燥して痒くなる

•脂っぼくなる

•ふけが出る

•ニキビができる

こうした問題は、もしかしてシャンプーに含まれている
防腐剤で、常在菌がなくなってしまい、
問題が出ているのかもしれません。

そして、ここからは筆者、サトウの推測ですが
頭皮に向かった栄養が、髪を生やす方向ではなく、

頭皮の異常を治すために使われて、
髪の毛を生やすための栄養が疎かになるのではないかと
思います。


まとめ)
防腐剤により頭皮の常在菌が減り
健康な頭皮が保てなくなります


 

その4.
シャンプーは頭皮だけじゃなく、髪の毛自体も傷める。

 

正確にお伝えしますと、皮脂が髪の毛も守ってくれる働きをするのですが、
シャンプーの洗剤が髪を守る皮脂を全て取り去ってしまうので、

 

それで髪がパサつく、乾燥する、

キューティクルが乾燥してめくれ上がる

髪の内側も損傷しやすくなり、内部成分も流れ出る


髪が傷む

 

という事になります。

 

それではシャンプーで洗い流してしまった皮脂の代わりに、トリートメント等をつければ

良いのでは?

と思われるかもしれませんが、著書によると毛穴から生まれる皮脂の方が

人工的なトリートメントより高性能なようです。

 

皮脂は、

 

オレイン酸

トリアシルグリセロール

スクワレン

コレステロール

ワックス

 

といった成分が含まれており、非常に多くの

油分があるのです。

 

本来、皮脂、皮膚の脂(あぶら)と名づけられてはいますが、
毛脂(もうし)と言うべきで髪を守る為のあぶら、
として備わっているそうです。

 

このブログの筆者である私、シュガーのサトウ

は、時折、湯シャンを実践しているお客様

をシャンプーさせて頂く事がありますが、

 

サロンに来た時の一回のシャンプーだけでは、

髪に残った皮脂は、完全には取りきれないです。

シャンプー後もわずかな油分を髪の毛から感じ取る事ができ、

普段からシャンプーしているお客様の

髪と比べると、皮脂、脂で守られて

いる独特のハリコシのある艶やかな髪をお持ちの方が殆どです。

 

まとめ)

 

髪に潤いを保ちたいなら、

オイルやトリートメントを探すよりも、

皮脂を取り払ってしまう

シャンプーの回数を減らしましょう。

 

 

Sugarのサトウの所感

 

 

此方のブログではかなりざっくりとした内容

で、かいつまんで簡単に、シャンプーは

髪と頭皮に良くない、と言う事を

お伝えさせて頂きました。

 

そして、サロンでよくお客様から言われる、

 

「臭いが気になる」

「習慣だったからやめずらい」

 

その事についての自身の意見を記述

させて頂きます。

 

①臭いが気になる!

私たち人間は「動物」でもありますので、

当然、体臭というものは存在します。

 

そして、シャンプーしないで、

お湯ですすぐだけの「湯シャン」でも、

大体は臭いも取れると思います。

 

私、サトウは1年位シャンプーしてませんし、

ボディーソープに限っては夏時期に5回くらいしか、使いません。

 

その事を、当店シュガーにいらっしゃった

お客様にお伝えし、臭うか確認して頂いた事が何回かありましたが、

臭うとおっしゃられた方は1人もいませんでした。

 

やはり洗剤で乾燥させてしまう事で、

皮脂腺が発達して、余計に脂がでてしまうのですが、

入浴、頭はシャワーで流すだけで済ますと

毛穴の皮脂腺が表面の皮脂が足りていると判断し、余計な皮脂、
油が出ないからこそ、

自身は臭わないのだと思います。

(臭いの分泌物は皮脂と汗に含まれます)

 

正直、調べれば調べるほど、シャンプーするから臭わなくなる化学的根拠が

ないんです。

 

お湯で流すだけの方が、必要な皮脂は

残り、酸化した古い脂、(酸化脂質)

だけが流れ落ちてくれますので、

湯シャン、入浴だけでも問題はないかと

思います。

 

 

他人が感じる「体臭」とは、

 

1日に分泌された分

肌の上に残っている分

衣類に残っている分

 

に、よって臭います。

 

肌の上に残っている分、

 

これは入浴、湯シャンで解決できます。

 

衣類に残った臭いは、お洗濯で解決できると思います。

 

ただ、その日1日に出た汗、皮脂は

夜、入浴するまでは取り去れないと思いますので、

何かのフレグランススプレーを付けたり、

汗拭きシートなどで除去するのが良いかもしれませんね。

 

 

②今までの習慣だから、いきなりシャンプーを

辞めるのは抵抗がある。

 

これは分かります。

 

今までの習慣でしたからね。

 

しかし、テレビCMなどや商品宣伝の

 

影響でシャンプーは髪に良いもの

 

髪がキレイになるものという思い込み、刷り込みから、

 

多くの人が

 

「シャンプーする事は髪に良い事」

 

と思われてると思います。

 

ただ、美容師として、髪に対しての

化学的な知識や理論を、

 

勉強すればする程、

 

泡が立つ界面活性剤が主成分のシャンプー

 

で、髪がキレイには

 

ならないという事がわかりました。

 

なぜなら、「洗剤」ですからね。

 

 

あと、髪をキレイにする為の成分が髪を補修すると唄っている商品が

多いですが、これも知識を蓄えて知れば知るほど、効果が薄いものが

かなり多いです。


本当に効果、髪がキレイになる成分って、稀、
少ないですし、そんなに一般市場で大きくは
出回っておりません。

本当に広告、TVのCMのような効果があるなら、
世の中はキレイな髪の女性で溢れかえっているはずです。

でも実際はそうじゃないですよね。
 

そもそも、シャンプーは洗剤として1日の汚れを落とす、
メイククレンジングの様な役割のものですので、

「落とす」為の成分と

「加える」為の成分を一緒に混ぜて使用するのは、

どちらも中途半端になるかと思いますので、

 

髪をキレイにする為に「加える」のでしたら

 

後からつけるトリートメント、

 

出来ればバスルームから出た時の

 

洗い流さないトリートメントを、

 

ご自身の髪に合うものを探して使用するのが

良いかと思います。

 

 

如何だったでしょうか?

 

シャンプーは決して頭皮と髪、そして

 

肌にも良いものではないという事が

 

少しでも伝わって頂ければ幸いです。

 

今回のブログでの情報量でも、

 

かなりかいつまんで割愛した内容になっておりますので、

 

ご興味があれば下記の著書を読んでみると良いかもしれません。

 

 

https://a.co/j4V3XGi

 

皆さんの健康な頭皮と髪を維持する為に

 

良い選択をされる事を願っております。

 

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